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映画『時をかける少女』と『サマーウォーズ』の魅力とは?

時をかける少女』と『サマーウォーズ』の魅力とは?

こんにちは、皆さん。今日は、アニメ映画について紹介したいと思います。それは、細田守監督の『時をかける少女』と『サマーウォーズ』です。この2作品は、夏に観たくなる名作として人気があります。もしまだ観ていない方がいたら、ぜひこの機会に観てみることをおすすめします。そして、観たことがある方も、もう一度観直してみてみることをおすすめします。きっと新しい発見や感動があると思います。

では、なぜこの2作品をおすすめするのか、その理由をお話しします。

時をかける少女

時をかける少女』は、筒井康隆の小説を再構築し、アニメーション映画化した作品です。タイムリープという能力を手にした女子高校生の真琴が、自分の過去をやり直していくうちに「人生のかけがえのない時間」の意味を見つけ出していく、瑞々しく切ないひと夏を描いた青春物語です。

この作品の魅力は、真琴の成長とタイムリープの謎にあります。

真琴は、タイムリープを使って自分の都合のいいように過去を変えてしまうことで、周りの人たちや自分自身に影響を及ぼしてしまいます。しかし、それに気づき、自分の選択や行動に責任を持とうとする姿は、観る者に感動や共感を与えます。特に、真琴がタイムリープできなくなった後に起こる出来事は、涙なしには観られません。

また、タイムリープの仕組みや真琴が能力を得た理由などは、最後まで明かされないままですが、それが逆に作品に深みや余韻を残します。真琴がタイムリープする度に変わっていく世界や人間関係は、観る者の想像を刺激します。

 

サマーウォーズ

サマーウォーズ』は、細田守監督が原作・監督を務めたオリジナル作品です。数学だけが取り柄の少年・健二が、長野の田舎で憧れの先輩・夏希とその親戚たちとともに、“OZ”と呼ばれる仮想空間から勃発した世界の危機に挑む物語です。

この作品の魅力は、インターネットと田舎の大家族という対照的なモチーフと豪快なバトルと繊細な人間ドラマにあります。

インターネットは現代社会に欠かせない存在ですが、同時に危険や問題も孕んでいます。一方、田舎の大家族は伝統や絆を大切にする生活ですが、それもまた困難や葛藤を抱えています。この二つの世界が交錯することで、作品はスリリングで感動的な展開を見せます。

また、バトルシーンは迫力満点で目を離せませんが、それだけではなく、登場人物たちの心情や関係性も丁寧に描かれています。特に夏希の曾祖母・陣内栄は、作品全体を引っ張る重要な役割を果たします。彼女の言葉や行動は、観る者に勇気や感謝を与えてくれます。

 

以上が私がおすすめする『時をかける少女』と『サマーウォーズ』の魅力についての紹介でした。どちらも細田守監督の独創的で感動的な作品です。夏に観ると、より一層楽しめると思います。ぜひ皆さんも観てみてください。そして、あなたの感想や考えも教えてくださいね。それでは、また。